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Books vol.6 - 有名な 10 個のメロディー

2012.07.10 (Tue)



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ⓒ bonovox45



コチラのエントリー で紹介した「Top10 of Ireland」からの"Top10 リスト"。vol.2は「有名な10個のメロディー」です。解説と YouTube へのリンクを付けておきました。


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"10 Famous Melodies"from「Top10 of Ireland」(by Eoghan Corry)



1. Auld Triangle


ドミニク・ビーアンが兄であるブレンダン・ビーアンの戯曲「The Quare Fellow」用に書いた曲。「Top10 of Ireland」には"Paddy Deegan が書いた可能性もある"と記載されているんですが、この辺の真偽のほどは不明。Paddy Deegan って誰だろう?


サビの部分は大合唱がお約束。ダブリナーズのバージョンを貼っておます。ボーカルはルーク・ケリー。
( YouTube )  





2. The Coolin


アイルランド音楽の有名なコレクター Francis 'Chief' O'Neill が、"アイリッシュ・エアの女王"と呼んだ美しい旋律の曲。ゲール語で「An Chuilfhionn」と記載されている事もあります。


「An Chuilfhionn」は"美しい髪の少女"という意味の言葉。そこから転じて"美しい少女"という意味で使われているようです。巨匠レオ・ロウサム(Leo Rowsome)のイーリアン・パイプスでお楽しみください。( YouTube )





3. Danny Boy


日本で最も有名なアイルランド民謡。Derry/Londonderry に伝わる古いエアに、イギリス人弁護士 Frederic Weatherly が歌詞を付けたもの。オリジナルに関しては、はっきりと解明されてない点も多い。


スタンダード・ナンバーなのでカバーも盛りだくさんですが、有名なビング・クロスビーのバージョンを貼っておきます ( YouTube )。個人的には、10代の頃に見た映画『ファミリー・ビジネス』や『メンフィス・ベル』の中で、効果的に使用されていたのが印象に残っています。





4. Fields of Athenry


シンガーソング・ライター Pete St. John が1970年代に作曲。サッカー、ラグビーなどのスポーツ・アンセムとしても有名。ダブリナーズのバージョンを貼っておきます。メイン・ボーカルはパディ・ライリー 。( YouTube )





5. Lillibullero (リリーバレロ)


この曲はまったく知らなかったんですが、イングランドのマーチング・ソングとしてとても有名らしい。もともとは作者不詳のジグでしたが、ジェームス2世(名誉革命によって失脚したイングランド王)やカトリック勢力を皮肉った歌詞をつけたものが人気となりました。歌詞は複数のバージョンがあるみたい。


BBCは第二次世界大戦の際、戦争関連番組のBGMとして「Lillibullero」を採用。戦後もジングルとして長い間、使われていたので、アイルランドでもお馴染みのメロディーみたいです。スタンリー・キューブリックの『バリー・リンドン』でも使われていました。( YouTube )





6. Minstrel Boy

 
アイルランドの古いエア「The Moreen 」にトマス・ムーアが詩をつけた曲。この曲も旋律が美しい。南北戦争や第一次世界大戦の際にアイルランド系兵士の間で歌い継がれ、人気となりました。The Corrs の美しいバージョンでどうぞ。( YouTube )





7. Rose of Tralee(トラリーのバラ)


裕福なプロテスタントの男性とカソリックの貧しいメイドの悲恋の歌。トラリーはディングル半島の付け根にあるケリー州の州都。 この歌にちなんだ美人コンテスト"Rose of Tralee"は50年以上の歴史を持っています。


William P.Mulchinock(物語の主人公のかたほう。"裕福なプロテスタントの男性")の作品として伝わっていますが、オリジナルとしてクレジットされているのは別の人。"悲恋"のお話しはオリジナルから派生したバージョンのひとつなのかも知れません。


20世紀前半に活躍したアイルランド生まれのテナー歌手、John McCormack のバージョンを貼っておきます。( YouTube)





8.Sally Gardens


「The Maids of the Mourne Shore」というエアに W.B.イエーツの詩をつけた、日本でもお馴染みの曲。BBCの素晴らしい音楽シリーズ"Transatlantic Sessions"から、モーラ・オコンネル(Maura O'Connel)&カレン・マシソン(Karen Matheson)のバージョン。( YouTube )





9. The Sash My Father Wore


ウィリアマイト戦争でのウィリアム3世側の勝利を歌った曲。この曲も全然知らなかったんですが、メロディーがサッカー・チームのアンセムとなっていたりして有名らしいです。


歌詞はウィリアム3世側のプロテスタント勢力を称えるもので、もろにアンチ・カトリックの曲。"The Sash"というのは、Orange Order(オレンジ結社。北アイルランドのユニオニストの集団)のメンバーが身に着けていたオレンジ色のたすきの事。北アイルランドのユニオニストの象徴です。


ユニオニスト万歳的な歌詞は後から付けられたもので、もともとは北と南の分裂を嘆くラブソングだったとか。歌詞違いやパロディなどいろんなバージョンがあって、リアム・クランシーも歌詞を変えて歌ってます。( YouTube )





10. She Moved Through the Fair


多くのミュージシャンがカバーしている有名なフォークソング。作者はよくわかりません。古いフォークソングのコレクターだった音楽学者のハーバート・ヒューズ(Herbert Hughes)と詩人のバードリック・コラム(Padraic Colum)がドニゴールで収集・採譜したもので、1909年に発表されました。


私はマーガレット・バリー(50~70年代に活躍したフォーク・シンガー)のバージョンが大好きで、そればっかり聴いているんですが、アート・ガーファンクルやジミー・ペイジも歌ってるんですね。ロリー・ギャラガーのインストを貼っておきます。( YouTube )



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以上、駆け足でズラズラっと書いてみました。「Lillibullero」や「The Sash My Father Wore」は初めて聴く曲でしたが、サッカー好きの人にはお馴染みのメロディーだったりするんでしょうね。





(2012.7.10)






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